家づくりガイド 大切なお金の話
家づくりに必要なお金とは?
家づくりには建築費用以外にもさまざまなお金がかかります。
例えば、建物本体の工事費ではない付帯工事費と呼ばれる費用。具体的には足場の費用や水道・電気などの外部からの引き込み費用などです。
その他にもローン保証や税金、登記費用や各種保険費用などの諸経費なども必要となります。
あくまでもざっとの比率ですが、完成して住める状態になるまでにかかる費用を100とすると、工事費そのものは全体の7割程度。残りは2割が付帯工事費、1割が諸費用です。
建物費用は、契約時、着工時、上棟時、竣工時と分けて支払うことが一般的です。また契約時の前後や、竣工時や入居時に必要になる税金や各種の手数料などもあります。実際の費用は一軒ごとに異なりますので、ゆとりある予算計画を立ててください。
なお池内工務店では「自社設計・自社施工」が基本。費用の約7割を占める工事費で外部業者を使用しないため、一般的な施工会社に比べ良心価格での注文住宅をご提案できます。
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資金計画を考えましょう
家を建てるのにどれだけお金を使えるのか、ますは購入予算を決めましょう。 総予算は「住宅ローン+自己資金」の合計で決まります。
住宅ローンは月々いくら返済できるかを年収と返済可能額の両方から計算し、各金融機関が出している100万円あたりの毎月返済額を参考に、借入額を算出すると良いでしょう。
ただし借入額が増えると月々の家計を圧迫します。負担を減らすためにも、自己資金はできるだけ多く用意するのが良いでしょう。総費用の20%程度あれば理想的です。
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団体信用生命保険を活用する
住宅ローン借入の際に金融機関から加入を勧められることが多い「団体信用生命保険」。 これはお借り入れのご契約者様に万が一のことがあったときに、ご家族にご返済の過度な負担が及ばないよう、保険金で住宅ローンの残債を精算できる制度です。
もちろん新たに保険に加入するわけですから費用はかかりますが、一般の生命保険などに比べるとかなり割安。それまでに加入されていた生命保険を見直すことで、家計の支出を抑えることにもつながるでしょう。
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ライフサイクルを念頭に見直しも必要です
ローンを組んだ時点ではムリのない返済計画でも、子どもが生まれ成長すると家計の状況も変化します。将来のライフサイクルを念頭に返済計画は適時見直すと良いでしょう。
たとえば共働きのうちは返済額の大きい元金均等返済を利用し、子どもが生まれたら返済額の少ない元利均等返済に変更するのも方法です。繰り上げ返済を利用したりするなど、かしこい返済計画を立ててくださいね。
長い目で見てお得になる、長期優良住宅認定を検討してみましょう
国土交通省が認定する長期優良住宅制度をご存知でしょうか?
この制度は、「多くの優良な住宅をつくり、手入れしながら長く大切に使うこと」を目的としてスタートした制度。認定を受けるには、耐震性や断熱性などの住宅性能を備えた住宅であることが必要となります。
池内工務店では、断熱等級4及び耐震等級3を標準仕様とし、断熱等級に関しては希望すればそれ以上の等級が取得可能。もちろん長期優良住宅の申請にも対応しています。
断熱等級や耐震等級に対応した家づくりを行うと、建築コストは高くなることもあります。しかし認定基準を満たし長期優良住宅に認定されると、税の優遇措置等を受けることができます。
また認定された計画に従ってメンテナンスをしていくことで、建物が将来にわたってきちんと維持保全されることも大きなメリットとなるでしょう。
初期投資は必要ですが、住宅性能評価制度や長期優良住宅認定を取得することは、長期的なメリットにつながります。池内工務店ではお客さまの予算や将来設計にあわせた提案をさせていただいておりますので、気軽にご相談ください。