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なぜ今、惹かれる?古民家に残る現代では作れない「本物の価値」を残す家づくり

こんにちは!池内工務店スタッフのAmiです!

最近、SNSなどで「古民家リノベ」や「DIY」といった投稿をよく目にしませんか?

古い家を自分好みに生まれ変わらせることが注目される一方で、古民家にはただ新しくするだけでは残せない魅力や価値があります。

ちなみに「古民家」には明確な定義はありませんが、一般的には昭和25年の建築基準法制定以前に建てられた建築物を指します。

空き家問題や新築価格の高騰も背景にありますが、

なぜ、今、これほど古民家に惹かれる人が多いのでしょうか?

今の家づくりは材料が規格化され、短期間で効率よく家が建てられる時代になりました。

そんな効率やスピードが優先される現代だからこそ見直したいのが「古民家に眠る職人技」と「残しておきたい価値」です。

 

〇現代では1本100万円!?大黒柱と太い梁の価値

古民家に足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのが迫力のある大黒柱や太い梁ですよね。

これほど立派な木材は、育つまでに長い年月がかかるだけでなく、建築に使うための乾燥にも時間を要します。

現代で同じような太さや品質の木材を調達しようとすると1本100万円以上することも珍しくありません。

また、昔の家は金属をできるだけ使わず、木と木を組み合わせる「木組み工法」で建てられていました。

金属の腐食による劣化が少なくなるため、木材を湿気から守ることができれば何世代にもわたって住み継ぐことにつながります。

現代ではこうした太い木を加工できる職人さんも減ってきているため、まさに今では再現が難しい「財産」ということになります。

 

〇時間と手間をかけた「職人たちの手作業」

現代の住宅建築は効率化が進み、スピード感をもって建てられるようになりました。

一方で古民家には一つひとつに職人さんの膨大な時間と手間がかけられています。

・瓦屋根と漆喰

現代のガルバリウム鋼板などの屋根工事は数日で完了しますが、昔の瓦屋根は1カ月ほどかけて施工していました。

骨組みの上に土を乗せ、瓦を一枚一枚葺き、棟(むね)には装飾や漆喰を施す。

ちなみに、棟の高さや段数は当時の家の「格式」を表していたそうです。

 

・竹小舞(たけこまい)と土壁

現代の壁は石膏ボードにクロスを貼るのが主流ですが、

昔は竹を格子状に編んだ「竹小舞」を下地にし、土を塗っては乾かす作業を重ねて、約3カ月かけて作られていました。

手間も費用もかかりますが、調湿性に優れた自然素材の壁です。

 

・手作業で加工する銅製雨樋

今は樹脂製の雨樋が一般的ですが、古民家では銅が使われていることがあります。

工場で大量生産するのではなく、職人さんが手作業で銅を加工して作るため、コストは現代の2~3倍かかりますが、経年変化による味わい深さは格別です。

 

・柱や扉を守る銅の飾り金物

屋外に面した柱の足元や重厚な扉には、補強と保護を兼ねた銅製の飾り金物が施されています。

工場で機械生産される現代の金物とは違い、職人さんが一つひとつ手作業で誂えたもの。

年月を経て美しい緑青(ろくしょう)が浮かび、お家の歴史を静かに物語るアクセントになっています。

 

・職人の技巧が光る彫刻欄間

部屋と部屋の間にある欄間は、職人さんの手仕事が凝縮されたアートのような存在です。

1枚の木板から立体的に彫り出す「透かし彫り」などがあり、光の陰影や風を通す機能美を備えています。

現代で同じ手彫りを頼むと1枚で約20~30万円、製作期間は2カ月ほどかかる貴重な意匠です。

 

・経年美化を楽しむ舞良戸(まいらど)

無垢材の美しい木目をそのまま生かした伝統的な引戸です。

細い桟(さん)という横木を等間隔にあしらった「舞良戸」。

年月の経過とともに深い飴色へと変化していきます。

新築の建材には出せない本物の木のぬくもりと歴史を感じさせてくれます。

現代で同じ建具を作成するとなる通常の建具の3~6倍の値段にもなります。

 

〇「手間」や「歴史」を楽しむ愛おしい暮らし

効率や便利さが優先される今の時代だからこそ、手間暇かけて作られたものに愛着を感じたり、

自分たちの手で手を加えながら暮らす達成感を求めたりする人が増えているのかもしれません。

古民家再生は、ただ古いものを綺麗にすることではありません。

今では再現が難しい職人の技術や、長い年月をかけて育まれた木の風合いなど、その家にしかない価値を見極め、残しながら、現代の暮らしに合わせて快適に整えていくこと。

それは古い家の歴史を受け継ぎながら、新たな価値を生み出していく家づくりでもあります。

「うちの実家も古民家かも?」「伝統ある建物を活かして住み継ぎたい」「古い家のどこを残せるのか相談したい」という方はぜひお気軽に池内工務店までご相談ください。

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